◆ アウフグースとロウリュの違いを徹底解説!体感温度を操るサウナの奥深さ
最近サウナ文化が広がる中で、「ロウリュ」や「アウフグース」といった言葉をよく耳にするようになりました。これらは、どちらもサウナでの熱気の演出に関わる重要な要素ですが、似て非なるものです。この記事では、その違いと楽しみ方、身体への影響について詳しく解説します。
🔥 ロウリュ:
- 「蒸気を作る」行為(フィンランド発祥)
- サウナストーンに水やアロマ水をかけ、蒸気(熱波)を発生させる
- 体感温度を高め、発汗を促進する
- セルフでも実施可能で、静かに楽しむのが主流
🌪 アウフグース:
- 「その蒸気をあおいで演出する」行為(ドイツ発祥)
- ロウリュで発生した蒸気を、タオルであおいで利用者に届ける
- 音楽・照明・香りなどを使って五感に訴える“サウナショー”
- 専属スタッフ(アウフギーサー)が行い、エンタメ性が高い
◆ そもそも「ロウリュ」とは?
ロウリュ(Löyly)は、フィンランド式サウナにおける蒸気浴の文化です。フィンランド語で「蒸気」「魂」「精霊」を意味するこの言葉には、サウナに宿る癒しの力という深い意味合いも含まれています。
✅ 基本の流れ:
- サウナストーブ(ikiストーブなど)に、サウナストーンが積まれている
- そこに水やアロマ水をかけることで、ジュワッという音とともに蒸気(ロウリュ)が発生
- この蒸気が室内に広がり、体感温度が急上昇。じわじわと発汗を促進
つまり、ロウリュは「水をかけて蒸気を発生させる行為」であり、セルフで行うことも、施設のスタッフが定期的に行うこともあります。
◆ 「アウフグース」とは?
アウフグース(Aufguss)はドイツ発祥のサウナ文化で、ロウリュで発生した蒸気を“あおいで送風”するパフォーマンスを指します。
✅ アウフグースの基本構成:
- ロウリュをして蒸気を充満させる
- タオルやうちわなどでその熱気を客席側にあおぐ
- 音楽・照明・香りを演出し、五感に訴える“熱のショー”を展開
タオルを豪快に振り回しながらリズミカルに熱風を送るアウフギーサー(アウフグースのパフォーマー)は、まさにサウナのエンターテイナー。
◆ 比較表
要素 | ロウリュ | アウフグース |
---|---|---|
起源 | フィンランド | ドイツ |
内容 | サウナストーンに水をかけて蒸気を出す | 蒸気をタオルなどであおいで熱風を送る |
目的 | 体感温度を上げる・発汗促進 | 演出・集中加熱・体験としての盛り上がり |
実施者 | 自分またはスタッフ | 専属アウフギーサー |
雰囲気 | 静か・瞑想的 | 音楽・パフォーマンスあり、エンタメ性が高い |
◆ アウフグース・ロウリュの効果と魅力
- 発汗の加速: 蒸気によって体感温度が上昇し、短時間でも大量の発汗が可能。
- 香りによる癒し(アロマロウリュ): ラベンダー、ミント、ユーカリなどの香りが心身をリラックス。
- メンタルへのポジティブ効果: アウフグースは非日常空間を演出し、マインドフルネス状態に導く。
◆ 最近のトレンド:エンタメ型アウフグース
日本でも「熱波師(ねっぱし)」と呼ばれるアウフギーサーたちが全国でイベントを開催。まるでライブのような盛り上がりを見せています。
また、サウナアイドルや芸能人による特別アウフグースも話題。初心者でも入りやすい“体験型サウナ”の入り口となっています。
◆ まとめ:サウナの奥深さを体験しよう
- ロウリュ: 熱を作る蒸気の魔法
- アウフグース: その熱で感覚を操るショー
サウナはただの“熱い箱”ではなく、心と身体を整える総合セラピー空間です。
「今日はロウリュを楽しむか、アウフグースを体感するか」といった視点でサウナを選んでみてください。その違いに気づいたとき、あなたの“サウナ愛”は一段と深まるはずです。
ご自宅からキャンプ場まで幅広く設営、回収を行っております。
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